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観光業界は1150億ドルの経済効果

【シドニー26日AAP】   オーストラリアの観光産業は、2020年までに1150億ドルの経済効果を生み出すとされ、これは予想より180億ドル多いことが明らかになった。

最近の豪ドル高にもかかわらず、過去3年間で海外及び国内観光客の伸びが示され、2010年に690億ドルの経済規模があるとされた観光産業は、10年以内に970億ドルに増大すると予想されていた。

しかし、ツーリズム・オーストラリア(豪政府観光局)では、観光業界は予想を上回る1150億ドルに達すると見ており、2020年までに1150億から1400億ドルという目標を設定したと、26日、シドニーで開催された国内外の観光業界関係者が一堂に会するイベントで発表された。

国連世界観光機関によると、オーストラリアは海外からの旅行者数では世界42位だという。しかし、ツーリズム・オーストラリアは「オーストラリアは観光旅行者の消費金額では世界8位だ。確かにオーストラリアは量的には勝てないかもしれないが、利益率では負けないという、小規模ながら多様な分野で魅力のある目的地になっている」とした。

昨年、オーストラリアを訪れた海外からの旅行者は、前年比5パーセント増の610万人。うち中国からは62万6000人で、2011年の54万2000人から大きく増加している。2020年には、中国人旅行者の市場はオーストラリアにとって、74億から90億ドルの経済効果があると言われている。

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