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未接種児の入学拒否権限を検討 NSW

【シドニー21日AAP】   予防接種の必要性が訴えられている中、NSW州では、幼稚園や保育所に対して未接種の児童の入学を拒否することができる権限を与える法律制定を検討するとしている。

ロバートソン野党党首は、法案を議会に提出する21日に発表した声明の中で「予防接種で命が救える。若年層の健康は何よりも大事であり、子ども達に予防接種を受けさせるようすべての親に訴えていくべき」と述べた。

これに対してオファレル州首相は、野党の法案内容を見て、与党の方針と食い違いがあれば自分たちの法案を立てるつもりであると述べた。オファレル首相は自身の息子達にすべての予防接種を受けさせているという。「昔、子ども達を死なせた病気は予防接種によりほとんどなくなったのだ。それらの病気が復活するようなことがあってはならない」と首相。

オーストラリアでは、子どもへの予防接種は親の判断にゆだねられている。しかし、副作用を懸念して子ども達に接種させない親がいるため、百日咳など予防接種を受けていれば予防できる病気が流行し始めるなどしている。

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