【シドニー２日ＡＡＰ】　　　勤務していた高校の男子生徒と２カ月にわたり性的関係を続けた女性教師に対する裁判が２日、シドニーの地方裁判所で開かれ、裁判長はこの教師に対して懲役最高２年３カ月を言い渡した。

判決を受けたのは３人の子を持つ数学・宗教を教える女性教師（５１）。裁判中、被告人席で静かに泣いていた。シャーテリス裁判長は、「教師としての長年の功績が、馬鹿げた行為によって台無しになってしまった」と述べた。

この教師は、２００８年の２カ月間、当時１５歳だった男子生徒に求められるまま性的関係を持ち続けた。現在２０歳となった被害者は、裁判で公開された声明の中で、「当時１５歳だった私は、被告によって強い男だと感じることができたが、大人になった今は当時の行為を後悔している」と述べた。現在は、うつ病と感情抑制ができない問題を抱えているという。