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カンタスVIC整備工場で人員削減懸念

【メルボルン17日AAP】   カンタス航空は17日、VIC州ジーロング地域にある同社の整備工場の事業調査を行うことを発表した。カンタス航空が事業調査を行った後には常に人員削減が発表されていることから、今回も同工場のスタッフ300人が職を失う可能性があると懸念されている。

調査対象となったのはジーロング地域にあるアバロン整備工場。通常、ブリスベンにあるカンタス航空の整備施設であふれた整備業務が行われている。しかしボーイング747型機が使用されなくなったことから同工場における業務量が減少したという。

オーストラリア労働者組合(AWU)は、カンタス航空が事業調査を行った後には常に人員削減が行われていて、この事から、アバロン工場の整備300人がリストラに遭う可能性は非常に高いとした。

ジーロング地域では企業の人員削減が続いている。自動車メーカーのフォードは先頃、2016年にジーロングの工場を閉鎖することを発表。これで510人が職を失う。また大手デパートのターゲットも200人の人員削減、石油販売のシェルもジーロングにある精油所の処分を示唆。450人が失職の危機にさらされている。

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