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小売業 今年後半に回復か

【キャンベラ17日AAP】   国内の今年1-3月期の小売総売上高は、過去5年で初めて下落した。政府による減税や記録的な低金利によって、今年後半は小売業の回復が予想される。

1-3月期、小売総売上高は0.1%下落した。3月までの過去12か月も1.1%増に留まった。消費が最も減少したのはデパートや家庭用品。食品は好調だった。衣料品も価格の引き下げが販売を押し上げた。

調査を行ったデロイット社は、全国で雇用率が上昇するなかでの売上高減の原因に、伸び悩む賃金上昇率や住宅価格下落による富の削減を指摘する。

連邦準備銀行(RBA)は先週、政策金利を1.25%に引き下げた。住宅ローンを抱える人にとって余裕が出てくる。さらに、連邦政府も公約した減税を数週間以内に法制化する計画だ。これらを踏まえ、7-9月期の小売販売は1.3%増が予想される。また、2019年全体では1.5%増、2020年は2.9%増加する見通しだ。

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