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若者への暴力で112億$を損失 NSW 

【シドニー20日AAP】  NSW州では、一時間毎に18人の子どもや若者たちが暴力の対象となっているーー。NSW州子ども青少年弁護会(NSW Advocate for Children and Young People:ACYP NSW)が20日に発行した報告書で明らかになった。25歳以下への暴力は年間で約15万4,302件に上っている。

 

報告書によると、州経済に子どもや若者への暴力がもたらす損失112億ドルのうち、23億ドルが保健医療、教育、児童保護、住宅および法制度による負担で、残りの82億ドルは個人やコミュニティの負担、6億ドルは連邦政府による負担となっている。

 

さらに報告書は身体的、性的、精神的な暴力は、暴力を受けた人に深刻な影響をもたらすだけでなく、州経済にも影響をもたらしていると指摘。ACYP NSWのジョンソン氏は、暴力によるインパクトについては、州政府が掲げる課題としてもよく認識されているとした上で、「暴力によってどれだけの損失が生じているか、一人一人が理解しなければ解決しない」と述べた。

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