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SS団長、日本への非送還を豪に求める

【ホバート11日AAP】   過激な捕鯨阻止活動で知られる環境保護団体「シーシェパード」(SS)のポール・ワトソン団長は、同氏がオーストラリアに到着した際に日本当局へ引き渡さないという確約がオーストラリア政府から得られるまでは、オーストラリアに入国する意志はないと述べた。

日本の捕鯨に対する過激な阻止活動に関して国際手配を受けているワトソン団長は、15カ月間の海での逃亡生活を終え米国に到着。オーストラリアでの就労ビザ発給を受けた。

ワトソン団長は2011年、日本がSSに対して行った民事訴訟において、米シアトルの裁判所で証言台に立った。これによって同氏はSSの南極海における活動に関与することを禁止されたが、ワトソン団長のオーストラリア訪問のニュースは、SSが目指す活動資金400万ドルを集めるためにはうってつけのニュースになるとみられている。

SSオーストラリアのブラウン代表は、米国は自国民の保護を徹底しており、米当局がワトソン団長を日本に引き渡すことは考えられないと述べた。

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