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債務限度額引き上げ法案が下院で可決

【キャンベラ14日AAP】   国家債務限度額の引き上げを許可する法案が13日、下院を通過した。同法案は14日から上院で審議されるが、アボット首相は首相就任以来初めて、拒絶を受ける見込みだ。

同法案が成立すれば、政府は債務限度額または国債発行許容額を、現在の3000億ドルから最高5000億ドルまでに引き上げることができるようになる。財務相による選挙前の予算修正案では、12月までに3000億ドルの限度額に到達するため、政府はできるだけ早く同法案を成立させたいとしている。

だが上院では、野党の労働党とグリーンズの勢力が強く、同法案を否決するだけの十分な議員数を持つ。労働党の財務担当のボーウェン議員は、4000億ドルへの引き上げなら同意できるが、それ以上の額を正当化できないとしている。これに対し首相は、4000億ドルでは労働党が残した負債額を埋めることすらできないと述べた。

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