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豪でも乳児用イス調査 米国で死亡74件

【メルボルン12日AAP】  オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、米国で乳児用のバウンサーやゆりかごに関連した死亡事故が多発していることを受け、国内で販売されている同様の商品について安全性の調査を進めている。米国では2005年以降、これらの商品に関連した死亡事故が、少なくとも74件報告されているという。

 

ACCCのリッカード副会長はバウンサー、ゆりかご、ブランコタイプやリクライナータイプの椅子など、幅広い商品が調査対象になると説明。特に、赤ん坊が寝てしまっても安全とうたっている商品などを中心に、徹底した調査を行うとしている。

 

米国で報告された74件の死亡事故のうち、30件以上は乳幼児向け用品製造・販売大手のフィッシャー・プライスが販売するRock ‘n Play Sleeperで、5件はKids II Rocking Sleeperで発生していることが分かっている。原因は、ベルトなどで固定されない状態からうつ伏せとなり、窒息するケースが大半だった。これらの商品は米国でのリコールに続き、オーストラリアとニュージーランドでもすでにリコールの対象となっている。

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