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オピオイド依存治療薬 PBSで無料に

【キャンベラ25日AAP】   連邦政府は医薬品給付システム(PBS)に、鎮痛剤「オピオイド」の依存症治療薬を加えると決定した。国内で11万人以上がオピオイドの依存に苦しみ、2016年には過剰投与により1,119人が死亡している。

9月1日から、オピオイド依存症治療薬のブプレノルフィンがPBSに加えられる。商品名は「Buvidal」。オピオイドの離脱症状や渇望感を抑制する。投与回数も、現行の薬局での毎日投与から週または月1回の注射へとフレキシブルになり、依存症の患者は無料で治療が受けられる。

連邦政府はまた、苦痛緩和治療用にモルヒネの「Kaponal」をPBSに加える。重度の慢性閉塞性肺疾患や心不全、悪性腫瘍などによる慢性的な息切れを緩和する。現在143ドルのKaponalは、PBSで40ドル30セントに、コンセッション対象者は6ドル50セントで入手できる。年間2万人近くが恩恵を受ける。

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