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2,500キロ泳いだペンギン 自然へ戻る

【メルボルン19日AAP】  今年7月、ニュージーランドから2,500キロを泳いで渡り、VIC州グレートオーシャンロード沿いのキネット・リバーに到着したところを保護されたキマユペンギンが19日、3か月間のリハビリを終えて自然に戻された。

 

ペンギンを保護したメルボルン動物園のリンチ氏によると、ペンギンは発見当初、体重が減り体内の水分バランスが崩れた状態だったことから、ビタミンを与えるなど食事療法による治療を続けたとという。その後、再び海を泳げるようにするため筋力トレーニングなども行っていた。

 

また、リンチ氏はペンギンがVIC州まで泳ぎ着いた理由について理解することは難しいとしながらも、自然の習性として食べ物を求めて長距離を移動することはあると説明。ペンギンは動物園でのリハビリを終え、フィリップ島へ移送されていた。また、海へ戻される前に追跡可能なマイクロチップが取り付けられた。

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