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シドニーで雨続きも 干ばつ解消ならず

【シドニー19日AAP】  シドニーはここ数日まとまった雨に見舞われたが、気象庁はNSW州の地方部で発生している山火事の鎮火、干ばつの緩和、ダムの貯水のためには、もっと多くの雨が必要との見方を示した。

 

シドニーのオブザーバトリー・ヒルでは4日間で、9月の平均降水量67.8ミリメートルの約2倍となる112ミリメートルの雨量を記録した。また、州内ではセントラルコーストのマングローブ・マウンテンで156ミリメートルと最高の降水量を記録した。

 

一方、シドニーの主要貯水池であるワラガンバダムでは降水量がわずか30~40ミリメートルにとどまったほか、干ばつ地域では降水量がさらにこれを下回った。気象局のリード氏は「NSW州全域で雨量が必要だが、州西部はほとんど降水量がなかった」と話し、干ばつが終わったとはいえないとの見方を示している。

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