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若者の薬品吸入 州政府が企業と協議へ

【ブリスベン16日AAP】  QLD州の医療当局は、家庭で使われるエアゾールなどの化学薬品を、子どもやティーンエージャーが気分を高揚させるため乱用することを防ぐため、消費財メーカー大手のユニリーバなどと近く、会談を行うと発表した。

 

QLD州のマイルズ保健相によると同州では昨年、10歳から15歳の子ども約百人がエアゾールを吸引して病院へ搬送されたという。マイルズ保健相はこれを受け、州の保健当局に対し企業と討議し、化学薬品の成分変更などを含め対策を話し合うよう求めた。

 

マイルズ保健相は16日、ユニリーバ側が州の保健当局に対し、若者が同社製品を乱用しているとの認識を示したことを明かした。また、単に規制を強化して済む問題ではないとした上で「有害物質を吸引するクローミング行為は、地域の弱者に深刻な影響を及ぼしている」と懸念を示した。

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