【VIC18日】 オーストラリアのコーヒー文化は活況を呈しているが、あるカフェの“法外な”標準ドリンクの価格が怒りを呼んでいる。
メルボルンのあるカフェが“目を疑うような”価格設定で批判を浴び、日常のカフェイン摂取にいくらまで支払うのが妥当なのかについて、オーストラリア国内で新たな議論を引き起こしている。地元の客が「Healthlink Crew」のカフェメニューをオンラインで共有したところ、通常のアイスコーヒーまたはアイスチョコレート(通常のミルク)が10.80ドルという高額で販売されていることが明らかになった。さらに、オーツミルクやソイミルクなどの代替ミルクを選ぶ場合は追加で2ドルかかる。
驚いた客はメルボルンの掲示板で不満を投稿し、「犯罪的」「法外だ」と価格を批判するコメントが殺到した。「これは武装強盗みたいなものだ。家で淹れよう」と書き込む人もいれば、「不満を示す一番の方法は買わないことだ」との声もあった。また、価格に見合う価値がないと指摘する声もあり、「ばかげているけど、今ではかなり一般的。しかも氷でカップの半分を埋めていることが多い」といった意見も見られた。
一部のユーザーにとってより大きな問題は、コーヒー価格が上昇し続けている点だ。「こうした価格が今では当たり前になっていること自体が問題だ」とある人は述べた。
一方で、すべての人が怒っているわけではなく、カフェが価格を自由に設定する権利を擁護する声もあった。企業は顧客が支払う意思のある価格を設定しているだけだ、という主張だ。「これは生活必需品ではない。価格に文句を言いながら結局買うから、値段が上がり続けるんだ」との意見もあった。また別の人は、「コストの内訳がどうなっているのか知りたい」とし、税金、賃料や人件費の上昇、そしてCBDの家賃高騰を指摘した。
「感情的に批判する前に知ってほしいが、オーストラリアで小規模な店舗ビジネスを運営するのは非常にコストが高く、成功も難しい」との声もあった。あるユーザーは具体的なコストを試算し、「高性能なコーヒーマシンはカローラ並みの価格。スタッフを雇えば、カジュアル3人で人件費は1時間120ドルを超える」と説明した。
業界関係者も、こうしたコスト圧力が現実のものであると認めている。オーストラリア・コーヒー・トレーダーズ協会の会長ドメニック・ムスメチ氏は、価格上昇は「世界的要因と国内要因が組み合わさった結果」だと述べた。「海外での異常気象によりコーヒー生産の予測が難しくなり、需要に供給が追いつかない状況が生じている」と同氏は語った。「同時に、インフレや生活費の上昇により、輸送費、ミルク、人件費などあらゆるコストが押し上げられている」としている。
同氏は、カフェや関係事業者にとって、顧客が期待する品質や体験を提供しながら、あらゆる段階で増加するコストを管理することは「綱渡りのようなバランス」だと指摘した。10ドルという価格は依然として「例外であって一般的ではない」が、大都市圏では多くのオーストラリア人がスペシャルティコーヒー1杯に5〜7ドルを支払うことに慣れているという。「現時点では、2桁の価格設定はほとんどのローカルカフェではまだ珍しい」と同氏は述べ、「しかしコストが上昇し続ける中で、業界全体としてはその方向に向かっているのは確かだ」と語った。
ソース:news.com.au – ‘Criminal’: Fury over cost of coffee at Melbourne cafe