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インフルエンザが大流行 全国で2万人

【シドニー12日AAP】   インフルエンザが今年も大流行している。国内の患者数は2万1000人に達しようとしていて、昨年の2倍だという。

インフルエンザ・スペシャリスト・グループ(ISG)によると、今年最も多くみられるのはH1N1亜型だという。インフルエンザに感染するのは、子どもが20~50%、成人では10~30%。女性の感染率は男性よりも25%高いが、これは予防接種を受けない人が女性に多いからだという。

8月11日現在で、インフルエンザ患者が最も多いのはQLD州で5959人、次いでNSW州の5375人、VIC州2473人となっている。ISGでは、QLD州ではインフルエンザの検査を頻繁に行う傾向があるため患者数が多くなるとしたが、それでも同州の温暖な気候はインフルエンザ感染にはあまり役立たないようだと話した。

ISGでは、インフルエンザ感染には予防接種が一番の対応策だとし、今からでもまだ遅くはないと述べた。インフルエンザ・ワクチンは妊婦と65歳以上の人、また15歳以上の先住民系、医療措置を受けている人には無料で配布される。

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