一般

大規模な山火事被害から1年 BM

【スプリングウッド、NSW州17日AAP】   シドニー西部郊外のブルーマウンテンで昨年発生した大規模なブッシュファイヤーを振り返り、コミュニティが集まった。

1年前、ブルーマウンテン地方で600件以上の火災が発生し、同地で史上最悪の自然災害となった。火はおよそ2週間燃え続けたが、2013年10月17日の午後は、最も被害が大きかった日として人々の記憶に深い。

ブルーマウンテンのグリーンヒル市長は17日、スプリングウッドの公園で、「山火事から1年の今日は、回復への長い道のりの節目だ」と述べ、コミュニティはまだ昨年の心的外傷から立ち直っていないと話した。

昨年10月16日から29日の間に、火はブルーマウンテン地方で204軒の家屋を破壊し、さらに数百軒が損害を受けた。火災により数百もの雇用が失われ、地元経済の損失もおよそ1億ドルに上るとされる。また、環境への影響も長期に及ぶという。

NSW州地方消防サービスは、同地域のコミュニティは大きな打撃を受けたが犠牲者が出なかったことが救いだと話した。また、17日は昨年の災害を振り返る日であると同時に、今年のブッシュファイヤーシーズンへの警告でもあると話した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら