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血液検査でアルツハイマー診断が可能?

【シドニー28日AAP】   アルツハイマー病の症状が出始める何年も前に、血液検査で診断が可能になる方法について、現在、メルボルン大学で研究が進められている。

同大学のヒル教授によると、ヒトの血液内にはマイクロRNAと呼ばれる小さな遺伝子がおよそ2000個あるが、アルツハイマー病患者が持つ遺伝子のうち16個は健常者と比較して違いが認められたという。

メルボルン大学の研究では、110人の血液を分析し、遺伝子の違いを比較してアルツハイマー病を発病する可能性があるのかを調べた。この血液検査は、91%の確率でアルツハイマー診断が正確に行うことができるという。

ヒル教授は、「現在のところ、脳スキャンは一部の医療機関でしか受けることができないが、血液検査でアルツハイマー診断ができるようになると料金的にもより低くなる」と述べた。

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