【メルボルン29日AAP】 昨年、NSW州で21歳の男性がカフェインの過剰摂取で死亡した事件を受けて、連邦政府は濃縮カフェインの規制を厳格化した。
ラクラン・フートさん(21)は2018年元旦、ティースプーン1杯分の純正カフェインを混ぜたプロテインシェイクを飲んで死亡した。フートさんの父親は「息子は何も知らずにカフェインを入れ過ぎた」と述べた。
今後、純正または高濃度のカフェイン商品は国内で危険食品と見なされ、販売目的で輸入する人物には最長で懲役10年が科せられる。カフェインパウダーはティースプーン1杯でも致死量にあたるとして、オーストラリアとニュージーランドで販売を禁止。また、カフェイン含有量が5%以上の固形食品と1%以上の液状食品も禁止される。
コーヒーやエネルギー飲料、コーラはカフェイン含有量が低いため、これに当てはまらない。また、事業が低濃度カフェイン食品の製造目的で商業量のカフェインを輸入する際も該当しない。
他に、個人使用目的での食品輸送許容量が10キロから1キロに引き下げられた。
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