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TV2局が人質事件の告白番組を報道

【シドニー8日AAP】   昨年12月、シドニー市内のカフェで発生した人質立てこもり事件で、人質だった人々の告白を報道する番組が、8日、セブン・ネットワークとナイン・ネットワークの2局で報道された。

いずれの局も午後6時半からの番組開始予定だったが、セブン・ネットワークはナインを出し抜くためか、元々の予定を20分繰り上げて午後6時10分に番組を開始した。

セブン・ネットワークに出演したマルシア・ミカエルさん(43)は出演料として30万ドルを、最初にカフェを脱出したジョン・オブライエンさん(82)は10万ドルを受け取ったとされている。

いずれの番組でも出演した元人質たちは事件当時のことを思い出し、目に涙を浮かべながら、犯人が背負っていたリュックサックに爆弾が入っていると脅されたことなどを話した。

昨年12月、シドニーの市中心、マーティン・プレースにあるリンツ・カフェでイスラム教徒を名乗る犯人ハロン・マン・モニスが銃を持って押し入り、複数の人質を取った上、店内に16時間立てこもった。最終的にはモニスがカフェの店長だったトリ・ジョンソンさんを銃殺し、その銃声を聞いた警察の特別部隊がカフェ内に入り、モリスは警察によって射殺された。もう1人の犠牲者であるカトリーナ・ドーソンさんも警察が放った銃弾によって死亡した。

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