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コアラ保護事業を弁護 NSW林業界

【シドニー26日AAP】  NSW州林業公社は26日、同州上院議会で開かれたコアラの生息数や生息地に関する質問会に出席し、山火事で多くのコアラが死んだことを受け、今後の植林計画でコアラの保護を確実に行っていく考えを示した。

 

NSW州林業公社のカーニー氏は、林業界でコアラの生息地域について集中的に調査を進めており、測定器を導入しコアラの生息数を記録し、コアラの保護に全力で取り組んでいると説明。また、気候変動、野犬による攻撃、都市化、干ばつ、山火事など、森林伐採よりも動物を危険にさらしている要因は数多くあると指摘した。

 

カーニー氏はさらに、複数の環境保護団体が林業に反対する姿勢を示していることは理解しているとする一方、同社は植林事業やコアラ用の給水ステーション設置を行っているほか、ポートマッコリー・コアラ病院と提携し、コアラの保護に当たっていると反論した。

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