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操縦室は常時2人体制 当局が規制

【キャンベラ30日AAP】   トラス連邦運輸相は30日、飛行中の飛行機の操縦室には常時2人がいなければならないよう新たな規制を設けることを発表。国内の航空会社はこれに従う。

この規制変更は、先頃発生したドイツ系航空会社の飛行機事故を受けたもので、世界中の航空当局が操縦室の常時2人体制を導入する方向で動いている。

トラス運輸相によると、この規制は50人以上の乗客を乗せる全ての旅客機に対応するもの。さらに航空会社スタッフに対して精神鑑定などを含む医療検査を義務化させる。

今月24日に発生した、ドイツの格安航空会社「ジャーマンウィングス航空」がフランス・アルプスに墜落して乗員・乗客150人が全員死亡した事故では、副操縦士がうつ病を患っていた可能性があり、操縦士を操縦室から閉め出して故意に墜落させたとみられている。乗客の中にはオーストラリア人母子2人がいた。

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