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当面は休校の計画なし モリソン首相

【キャンベラ18日AAP】  連邦政府のモリソン首相は18日、新型コロナウイルス感染症の感染者増加を受け、なぜ学校を休校としないのかとの声が高まっていることに対し、「平常通りに授業を行うことが、現時点では子どもやコミュニティにとって有益と判断されるから」と説明し、当面は休校としない方針を明らかにした。

 

モリソン首相は学校を休校とすれば、何万人にも上る人が失業する可能性があり、医療サービスの労働者数が現在の3分の1となる恐れがあると指摘。さらに学校へ行かない子どもたちがウイルス感染のリスクが高い祖父母などに預けられることにも懸念が残るとしている。

 

一方、最大野党の労働党は連邦政府に対し、医療セクターの労働者たちをどのようにサポートするか早急にプランを立てるべきと批判。医者や看護師の子どもたちを少数のスタッフで見守る状況となっているノルウェイを例に出し、速やかな対応を要請した。

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