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2月失業率やや改善 ウイルス影響まだ

【シドニー19日AAP】  オーストラリアの2月の失業率は0.2%ポイント低下の5.1%と、やや回復したことが、オーストラリア政府統計局(ABS)による最新統計で明らかになった。ただ、データが月初めに収集されており、新型コロナウイルス感染症の影響は反映していないとしている。

 

ABSは19日、20年2月の雇用統計は新型ウイルスによるはっきりとした影響は出ていないと分析。統計データが収集された2月初めは、オーストラリア国内での感染者数が増加する前だったとしている。

 

BISオックスフォードのチークエコノミストのハンター氏は、新型ウイルスによる影響は数か月後となると予想。「3月でも目立った雇用率の低下は見られず、今年半ば頃になって初めて労働市場への影響が出始めるだろう」と話した。また、政府による援助策は失業をある程度抑制できる一方、新型ウイルスがどの程度で終息するかによると説明した。

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