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工場が入場拒否 ハチソン港湾労働者

【シドニー14日AAP】  港湾運営会社ハチソンが今月6日、100人近くの港湾労働者に対してテキストメッセージや電子メールで解雇を伝え、これを違反として訴えた海運労働組合(MUA)に対し14日夜、連邦裁判所がこれを認める判決を下した。

裁判所は、ハチソン側が適切な手続きを踏まなかったとする組合の訴えを認め、今年9月に行なわれる公聴会までは雇用を維持することをハチソンに勧告。これを受けて労働者らは14日朝、工場へ出勤したが工場はこれに対応できず、同日午後から操業を開始することを伝えた。

MUAシドニー事務局のポール・キーティング会長は、「ハチソン側は明らかにこの状況を予想していなかったようだ」と述べた。MUA全国事務局のパディ・クラムリン会長とオーストラリア労働組合会議のゲッド・カーニー会長は同日、労働者に対して演説を行なうとみられる。

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