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失業率11%に 政府見積もり上回る

【キャンベラ7日AAP】  オーストラリア国内では4月半ばまでに約100万人が失業し、失業率が11%となったことが、オーストラリア国立大学(ANU)が発表した最新統計より明らかになった。財務省は先に、国内の失業率が6月に10%とピークに達すると予想したが、NABなどはこれを上回るとの見方を示している。

 

ANUによると、過去2か月間のうちに失業したのは若年層およびカジュアル雇用の労働者だった。勤務時間の平均は35.1時間から31.1時間に短縮となり、前月比13%減だったことも分かった。ANUのグレイ教授は国内で今年、家計の損失総額が1,020億ドルに達すると予想している。

 

一方、労働党のマクアリスタ―議員は、失業率が高くなっている時に最も影響を受けるのは若年層で、この年齢層は新型コロナウイルス対策による打撃を最も受けたセクターで働いている場合が多いとして、「今後、このような状況から抜け出すなかで、社会的に弱い立場にある人たちをどのように支援するかを本格的に考える必要がある」と述べた。

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