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パース動物園のキリン 長距離旅へ出発

【パース16日AAP】  パース動物園で飼育されているキリンの「アサリ」が16日、ナラボー平原を横断して南オーストラリアのモナート動物園へ向かう2200キロメートルの旅に出発した。顔の部分だけを出した特別な檻で移送される。

8歳のアサリはモナート動物園で誕生したが、この度パース動物園で繁殖のために同動物園にいるオスのキリンと血の繋がらないメスのキリンを迎えるため、モナート動物園へ移動させることが決まった。パース動物園ではこれまでに12頭のキリンが誕生し、国内各地の動物園へ贈られている。

飼育係らは特別に作られた檻への出入り訓練をアサリと6か月にわたって行った。また体長4.4メートルのアサリのために低い橋や木などによって妨げられない特別な移動ルートを用意したほか、電線にひっかからないように一部引き上げるなどの措置をとった。出発から24時間後にはモナート動物園に到着する。

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