政治

QLD州境問題 「政府のいじめ受けない」

【ブリスベン4日AAP】  QLD州のマイルズ副首相は4日、新型コロナウイルスの感染拡大対策として導入している州境封鎖について、開放を促すモリソン首相による“いじめ”は受けないと、強固な姿勢を示したことが分かった。連邦政府はQLD州の方針に対し、保健当局は封鎖を勧めていないとして、経済活性化のためにも早期に開放すべきだとしている。

 

マイルズ副首相は、3段階の規制緩和を導入するなかで、州境を越えた移動がこれまで通り行えるようになるのは7月以降との見方をあらためて示した。さらに封鎖措置について、保健当局によるアドバイスでもなく、他州政府や連邦政府との合意でもないとの指摘について「(そのような主張は)彼らが思いついたこと」と述べた。

 

QLD州では4日、24時間以内の感染者数ゼロを記録したが、他州が感染を抑制するまで州境を再開することはないとの立場を表明している。9月まで封鎖を維持する可能性も示唆したが、状況を見ながら判断を行うと説明している。マイルズ副首相は「観光客にはぜひ来てもらいたいが、誰にとっても安全な状態になった段階で来て欲しい」と述べた。

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