【メルボルン１４日ＡＡＰ】　　メルボルン在住の２６歳の女が海賊版ＤＶＤを輸入したとされる事件で、ビクトリア州地方裁判所は１４日、この女に著作権侵害の罪で５０００ドルの罰金を言い渡した。罪を認めていなければ１２か月の禁錮刑も免れなかったという。

刑が言い渡されたのは、ＶＩＣ州カーネギーに住むジェシカ・リー・マーフィー被告。警察が昨年９月、同被告の自宅を捜査した際、自宅のいたる所からＤＶＤが発見されたほか、加工用のプラスティックケース、印刷機、仕分け用ステッカーなども発見された。

サンプルとして調査された７８２枚のＤＶＤすべてが偽物で、質が悪く、なかには映画館で撮影されたものも含まれていた。著作料の被害総額はおよそ６８万３０００ドルに上るという。同裁判所のコーエン裁判官は、「著作権の侵害は盗難と同じことだ」と指摘した。