生活

国民の7人中1人が住居費に困窮

【キャンベラ30日AAP】   オーストラリア国立大学(ANU)が発表した調査結果によると、新型コロナウイルスの影響で国民のおよそ7人に1人が住宅ローンや家賃の支払いに困窮している。

4月から5月にかけて、住宅ローンや家賃を期日内に支払えなかった人は、6.9%から15%以上に倍増した。特に若い世代で顕著であり、過去3か月に半数近くが期限内に支払えなかった。また、オーストラリア市民と比べて非市民がより困窮しているとわかった。

住宅ローンを抱える5人に1人が銀行に掛け合ってローン返済を一時停止しており、借主の10人に1人が家主と同様な取引を結んでいる。

研究を共同執筆したマシュー・グレイ教授は、「公衆衛生危機として始まった問題が今や経済危機となり、今後住宅危機に発展する」と警告した。

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