政治

50年までの実質排出量ゼロを採用 政府

【キャンベラ9日AAP】  連邦政府は9日、2050年までに二酸化炭素の実質排出量をゼロとする「ネットゼロエミッション」の達成を目指す方針を明らかにした。NPOの気候カウンシルのマッケンジーCEOは「全ての投資家に、オーストラリアは2050年までに化石燃料から抜け出すというメッセージになる」と述べた。

 

政府によるネットゼロエミッションを目指す発表に先がけ、国内の退職年金ファンド最大手ファースト・ステート・スーパーは、低排出量社会を支持するとして、燃料炭鉱山の権益全てを放出する計画を示した。気候変動による影響から、自社の株主を守ることが目的だ。

 

モリソン政権は、向こう数年間で再生可能エネルギーへの投資を増やすためのロードマップを作成中で、近く、政府が優先的に進める政策を示す「低排出量を実現するためのテクノロジー政策に関する声明」を発表するとみられている。

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