国際

ベイルート爆発 豪人1人の死亡確認

【キャンベラ5日AAP】  連邦のモリソン首相は、レバノンの首都ベイルートで5日早朝、硝酸アンモニウムを貯蔵していた倉庫で大規模な爆発が起き、オーストラリア大使館が“深刻な被害”を受け、オーストラリア人一人の死亡が確認されたと発表した。

 

爆発事故では、硝酸アンモニウム2,750トンが貯蔵されていた倉庫で発生。これまでに少なくとも100人が死亡、4,000人以上が負傷したもようだ。報道によると、肥料や爆弾の製造に使用された化学物質が、6年間にわたって放置されており、溶接作業による火花がこれに着火したとみられる。安全対策が講じられていなかったとされている。

 

モリソン首相によると、レバノンには通常2万人のオーストラリア人が滞在しているが、新型コロナウイルスの拡大でこのうち何人が帰国しているか、今のところ分からないと説明した。また国内のレバノン人コミュニティに哀悼の言葉を述べるとともに、教会やモスクでの礼拝ではウイルスの感染には十分に注意して対応するよう呼び掛けた。

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