一般

ベイルート爆発受け NSW化学工場に懸念

【シドニー6日AAP】  中東レバノンの首都ベイルートで起きた爆発事故を受け、NSW州ニューカッスルにある大規模な硝酸アンモニウム倉庫について、安全性を懸念する声が高まっている。ベイルートの爆発ではこれまでに、豪人1人を含む137人の死亡が確認されている。

 

NSW州ニューカッスルにある、化学大手オリカ(Orica)のクーラガン島工場には、6,000~1万2,000トンの起爆性の高い硝酸アンモニウムが貯蔵されている。ベイルートの爆発では2,750トンの硝酸アンモニウムが爆発しており、これを大きく超える量となっている。

 

化学技術者のクレイグ氏は、実際に爆発が起きる可能性は低いとしながらも、工場はニューカッスルCBDからわずか3キロメートルの場所に位置し、最も近い民家は工場から800メートルだと指摘。爆発が起きれば「(ベイルートより)もっとひどい爆発で、ニューカッスルを完全に破壊するだろう」と述べた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら