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バイオ燃料の試験工場を設立 QLD

【ブリスベン29日AAP】   QLD州政府は、州中央部に1600万ドル規模のバイオ燃料の試験的生産工場を設立すると発表した。将来的には1億5000万ドル規模の商業精油工場を目指す。

パラシェー州首相は「今後、本格的なバイオ燃料産業が中心的な役割を果たすだろう」と話し、試験的工場は大きな一歩だとした。

試験的工場は今年後半に運転開始予定。米国およびオーストラリア海軍が試験的に使用する、燃料100万リットルを3年以内に生産する見通し。バイオ原油は、サトウギビかすやアカシアなどバイオマス材料を原料に生産され、灯油やディーゼル製品に精製される。

同州議会は昨年、来年から州内で販売されるガソリンの少なくとも3%をエタノール混合に義務付ける法案を可決させた。

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