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失業率2年半ぶり低水準 景気に好影響

【キャンベラ14日AAP】  オーストラリア統計局によると、3月の失業率が前月比0.1パーセント低下の5.7パーセントとなり、2月の5.8パーセントからわずかに減少したことが分かった。2013年9月以来、最も低い水準となり、やや上昇するとした専門家の予想に反する結果となった。

雇用者数は前月比で2万6100人の増加。フルタイム雇用者は8800人減少したが、パートタイム雇用者が3万4900人増加した。また現在雇用されている、もしくは求職中の人を合わせた労働参加率は64.9パーセントとなった。

野党のオコナー影の雇用相は、「雇用が増えるのは良いことだが、その一方でフルタイム雇用が犠牲となっている」と、フルタイム雇用の減少を指摘した。コモンウェルス銀行のセバスチャン氏は失業率の低下が消費者の信頼感を刺激するとして、「雇用の安定は、家計の消費活動において重要な役割を担っている」と述べた。

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