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3Dプリントの人口耳 幼児に移植へ

【ブリスベン16日AAP】   クイーンズランド工科大学はQLD州政府と非営利団体から12万5000ドルの援助を得て、3Dプリンターを使って軟骨組織を模造した人口耳の開発をしており、片耳で産まれた2歳半の幼児に移植される予定だという。

同大学のウッドラフ准教授によると、人口耳の開発は幼児のためのものだったが、政府や企業のサポートがあれば、最終的には眼鏡よりも安い値段で買うことが可能になると述べた。人口耳は近い将来に販売される見通しだという。

移植を受けるマイア・ヴァン・マリガンちゃんの母親は、「人口耳の開発なんて何光年も先のことだと思っていた。難聴を克服することで、社会から受け入れられやすくなる。娘の人生を変えてくれる」と喜びを表した。

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