文化・芸能

オーストラリアデー コロナ理由に中止のカウンシルも

【NSW23日】   毎年1月26日に国内各地でオーストラリア・デーのイベントが行われるが、シドニーの複数カウンシルは新型コロナウイルスを理由に来年は中止を決定した。

全国オーストラリア・デー評議会(NADC)は、新型コロナウイルスに配慮して安全にイベントが行えるよう最大2万ドルの助成金を申し出ているが、カンターバリー・バンクスタウン、リバプール、ヒルズ、インナー・ウエスト、ノース・シドニーなどのカウンシルは来年のイベント中止を決定した。

クレイグ・ケリー自由党議員は2GBラジオで、「感染の抑制に成功している。屋外イベントを行わない理由はない」と批判した。カンバーランド・シティのスティーブ・クリストウ市長はこれに同調し、「安全にイベントを行えるなかで中止とは、オーストラリアらしくない」と話した。

インナー・ウエスト市は2019年、オーストラリア・デーの祝賀撤廃を決定し、先住民のヤブン・フェスティバルに参加するよう市民に奨励している。ダーシー・バイルン市長は「1月26日は先住民にとって、植民地化や子どもの取り上げ、言語や文化の強制破壊の始まりを意味する。これを認識したい国民が増えている」と話した。

ソース : news.com.au – Coronavirus: Councils scrap Australia Day plans due to COVID-19

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