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NSW病院でまたも取り違えミス

【シドニー31日AAP】   先立ってシドニーの病院で、酸素と取り違えて亜酸化窒素を使用し、乳児1人が死亡する事件が発生したが、NSW州の病院でほかにも患者の取り違えがあったことが明らかになった。

州保健局は30日、王立ノースショア病院で2015年末に乳児2人の遺体が取り違えられたと明らかにした。1人は死産、もう1人は流産した胎児の遺体はどちらも火葬されたが、一方の家族は埋葬を希望していた。保健局は取り違えについて、胎児の上にかけられた毛布のラベルから、職員がもう1人の胎児と混同したと説明した。病院側は家族らに謝罪し、再発防止のための対応策などもとられたという。

さらに今年4月、同病院を訪れた女性が、母親の遺体が入った袋に別の人物の識別票が付けられているのを発見した。

スキナー州保健相は、「このような間違いがなかったと考えたいが、起こってしまった」と話し、謝罪の意を表した。ベアード州首相は、「スキナー保健相は非常に困難な状況のなか、すばらしい仕事ぶりを見せている」と述べた。

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