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豪ハロウィーン熱 米国文化へ憧れ増す

【メルボルン28日AAP】  オーストラリア国内でも近年、ハロウィーンが年中行事として扱われ、年を追うごとに盛り上がりを見せている。研究者グループはソーシャルメディア、映画、米国文化への憧れなどが、オーストラリアでもハロウィーンが浸透した理由だと指摘する。

シドニー大学でアメリカ研究を専門とするロドニー・タベイラ氏は、これまでの英国びいきが「時代遅れ」となり、かつてのようなアンチ米国的な考え方は消えつつあるという。特に若者らはテレビや映画、ソーシャルメディアを通してハロウィーンなどの米国文化に触れる機会が多く、少しずつオーストラリアの文化になっていくと分析している。

タベイラ氏は、ハロウィーンで行われる「お菓子をくれないといたずらするぞ(Trick or Treat)」という掛け声も、ソーシャルメディアなどで耳にしたり、2004年製作の映画「ミーンガールズ」では、高校のハロウィンパーティーを取り上げたことなどが影響しているという。

スーパー大手ウールワースが行った調査によると、オーストラリアで5歳~14歳の子どもがいる場合、10家庭のうち7家庭でハロウィーンをお祝いするという。

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