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児童性的被害の女性 「今年の豪人」に

【TAS26日】   毎年オーストラリアデーに合わせて発表される「今年のオーストラリア人」。2021年は、自ら児童性的虐待を乗り越えて他の被害者を支援する、グレース・テームさん(26)が受章した。

テームさんは15歳当時、ホバートの私立女子校で58歳の教師から性的虐待を繰り返し受けた。TAS州の性的虐待に関する言論統制法によって、テームさんは自らの経験を公に話すことができなかった。テームさんはその後、名前の出ない被害者としてキャンペーン「#LetHerSpeak」を促進し、高等裁判所でレイプ被害者としての認識を認められた。

「今年のオーストラリア人」のパネルチームは、「勇気をもって声を出し、性犯罪が及ぼす影響への認識を高めた」「イベントやテレビ番組で定期的に被害者を擁護している」と声明を発表した。

受章時、テームさんは「犯人は私に対する行いを“素晴らしい“、“うらやましいだろう“と描写した。私は法によって口を閉ざされた」「一緒に児童性的虐待を終わらせることができる」と述べた。

ソース: abc.net.au – Sexual assault survivor and advocate Grace Tame named 2021 Australian of the Year

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