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海上の母船から供給し薬物密輸 NSW

【シドニー5日AAP】   海上の“母船”からコカインをヨットに積み込んでNSW州に持ち込もうとしたとして、麻薬密輸業者らが逮捕された。押収量は1.4トンと国内過去最大で、市場価格は3億1200万ドルと見積もられる。

2014年8月、長さ12メートルのヨット“エラカ号”について、最初にニュージーランドの当局がオーストラリアに警告していた。ヨットは2日夜、南太平洋に浮かぶ“コカインを載せた母船”に向かった後にオーストラリアを目指す途中、シドニーから東に370キロメートルの地点でオーストラリアのHMSバサースト号に阻止された。

ヨットを運転していたニュージーランド国籍のヘイミッシュ・トンプソン(63)とスイス・フィジー国籍のバレンチノ・フライズ(54)は6日、シドニーの中央簡易裁判所に出廷した。ほかに4人がシドニーおよびNSW州南部沿岸部で逮捕され、6人は終身刑に科せられる可能性もある。

連邦警察によると、コカインを引き渡した“母船”も捜査対象となっている。連邦のキーナン司法相は、「これだけの押収は国内の供給量に大きな打撃を与えることになり、特にコカイン価格がつり上がるだろう」との見解を示した。

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