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「ドラッグ接種室」の設置 首相は評価

【メルボルン24日AAP】  連邦のターンブル首相は24日、VIC州議会が違法ドラッグを医療者の監督のもとで接種できる「Injecting Room」の設置に反対の意向を示したのを受け、シドニーの施設ではその効果を発揮しているとの見解を示した。

連邦政府は、違法ドラッグの中毒患者らが過剰摂取で死亡したり、使用済みの針を放置するなどのケースが後を絶たないため、苦肉の策として同施設を設置。ターンブル首相はシドニーのキングス・クロスに約6年前に設置された施設について、批判や苦情の声があることは認めた上で、「どちらかといえば効果を挙げている」と述べ、設置を支持する姿勢を示した。

一方、VIC州の検視官は今週、同州政府に対しドラッグの過剰摂取が頻繁に起きているノース・リッチモンド地区に、同様の施設を試験的に導入することを勧めたが、同州のフォーリー精神保健相はこれに対し、政府としてそのような施設を設置する計画はないと応じた。

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