【キャンベラ2日AAP】 連邦のキーナン法相は2日、小児性愛者らが性的虐待などを目的にインターネットを悪用し、未成年者へ接近を試みた場合これを犯罪とみなすとともに、警察の取締りを強化することを明らかにした。インターネット上で年齢を偽り、未成年者への接触を試みる行為なども違法とみなされ、最大10年の禁固刑が科される。
今回の法改正は、2007年に当時15歳だったカーリー・ライアンさんが、ネット上で知り合った50歳の男に性的暴行を受け死亡した事件がきっかけ。男はカーリーさんの気を引くために、自分の年齢を18歳と偽っていたことが分かっている。
キーナン法相は、法改正を訴え続けてきたカーリーさんの母親ソニアさんを「オーストラリアの若者を守り、ソニアさんの意思を受け継ぐという目標を見事に達成された」と称えた。今後、連邦と州当局からなるワーキンググループは、性犯罪者登録法についてレポートをまとめるとしている。
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