政治

VIC海水淡水化プラント 遂に稼働

【メルボルン19日AAP】   VIC州の海水淡水化プラントが数年にわたるアイドリング状態を経て、メルボルンのダムへの水の注入を遂に開始した。

ワンサギ海水淡水化プラントは2007年に計画発表、2012年末に建設が完了していたが、19日までカーディニア貯水池に水が注入されることはなかった。

VIC州はSA州に倣い、同プラントの年間総容量の10%である、年間最少150億リットルの水を発注する。発注量は3年ごとに見直され、差し当たって同プラントから500億リットルの水が注入される予定だ。これはメルボルンの年間の水使用量の11.1%に相当する。

ネビル州水道相は、「最少量の水を発注することで危機状態を防げる」と述べ、“海水淡水化プラントは危機のためのもの”という過去の概念を捨てる必要があると訴えた。建設費用35~57億ドルと見積もられる同プラントは、以前の労働党政府が契約書にサインをしたが、続く前保守連合政府は使用しなかった。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら