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万引きは増加、強盗犯罪は減少 NSW

【シドニー3日AAP】   NSW州犯罪統計調査局(BOCSAR)の報告によると、同州で万引きが増加しているが、その他の犯罪は減少または同程度であった。

2016年12月までの2年間で、同州全体の強盗犯罪は13%以上減少した。不法侵入は6.2%減、車両盗難は7.3%減、詐欺事件も3.9%減少した。17の犯罪カテゴリーで唯一増加したのは、万引きの6.1%増。殺人や性犯罪、家庭内暴力(DV)は同程度であった。BOCSARのドン・ウェザーバーン博士によると、民家や車両を狙った強盗は、記録開始以来最低レベルまで下がり、70年代と同程度だという。

一方で、報告からNSW州で最もトラブルが多い地域も明らかになった。州中部沿岸部は家庭内暴力が21.5%増、強制わいせつも21.6%増加した。州中北部および最西部では万引きが30%近く増加し、車両盗難も3分の1以上増加した。万引きの標的はスーパーが最多で、商品別では酒類、衣料品、化粧品が多かった。

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