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鎮痛剤パラセタモール ほとんどの痛みに効果なし

【NSW5日】   新たな研究の結果、痛み止めとして国内で最も一般的に使われているパラセタモールは、ほとんどの病気やけがに対してプラセボ群と効果が変わらないとわかった。

パラセタモールは国内で最もよく使われる痛み止めだ。研究は、医療雑誌メディカル・ジャーナル・オーストラリア向けにシドニー大学の研究者らが行った。一般的な痛み50種近くを対象に鎮痛効果を調査したところ、プラセボ群(食塩水または滅菌水使用)よりもパラセタモールに効果がみられたのは、膝または股関節症、開頭術、緊張型頭痛、出産後の会陰部痛のみだった。片頭痛、術後や歯科治療に伴う痛み、子どもの中耳炎、背中の痛み、腹痛、風邪による頭痛の鎮痛効果は不確かとされた。

特に、背中の痛みには効果がないとして、パラセタモールの使用推奨をやめるべきと提言された。大規模で質の高い研究なしで、パラセタモールの一般的な鎮痛作用は不確かなままとされる。

ソース : news.com.au – Medical Journal Australia study finds paracetamol ineffective for most pain conditions

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