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国内家賃 過去22年で最大の上昇

【ACT19日】   コアロジック社が行った調査の結果、昨年度、国内の家賃は2005年以降最も急騰した。所得が停滞するなか、持続不可能な状況をつくり出している。

国内主要都市の家賃は平均5パーセント増、販売市場でも人気が高い地方では11.3パーセント増だった。主要都市別では、新型コロナウイルスの感染がほぼみられないダーウィンが21.8パーセント増、パースも16.7パーセント増だった。シドニーは3.2パーセント増。ロックダウンの影響を酷く受けたメルボルンは1.4パーセント減で、唯一家賃が下がった主要都市だ。通常は移民によるアパートの需要が高いシドニーとメルボルンは、国境封鎖の影響でそれぞれ1.1パーセント減、6.4パーセント減だった。

家賃は主要都市の中でキャンベラが最も高い。一軒家は平均で週668ドル、アパートは521ドルだ。

今年1-3月期の賃金は1.5パーセント増。生活保護のジョブキーパーも2月に週25ドル増加したが、家賃の上昇率に伴っていない。手頃な価格を提唱する団体「Everybody’s Home」のケイト・コルビン氏は「連邦政府が介入して公営住宅を増やさない限り、住宅ストレスやホームレスが増えるのみだ」と訴える。

最近のデータによると、国内住宅の36.3パーセントで住宅ローン返済が家賃よりも低い。

ソース : news.com.au – Australia records biggest rise in housing rents in more than 22 years as wages barely budge

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