ビジネス

地場ビール売却 ファンから反発の声

【NSW10日】  酒造販売大手ライオンがNSW州バイロンベイの地場ビール「ストーン&ウッド」を買収したことを受け、同ビールの根強いファンから反発の声が上がっていることが分かった。ストーン&ウッドは9日、親会社であるファーメンタム(Fermentum)が、5億ドルでライオンに吸収されたことを明らかにしている。

 

ファーメンタム・グループは、ストーン&ウッドのほかトゥー・バーズ(Two Birds)、フィクセーション(Fixation)、リトル・ドラゴン(Little Dragon)などを手放すとしている。ストーン&ウッドの公式フェイスブックページは声明を発表し、「悲しみで胸がいっぱい」としながらも「創業者はいつか誰かの手に渡さなければならないことを心得ている」と売却への想いを述べた。

 

さらに、今後の見通しとして「ブランドやブランドに関わる歴史、人、文化を受け継いでくれる証券管理機関を見つけ、新たな醸造所を建設したい」と意向を述べた。一方、ライオンは従業員の雇用を維持するとともに、ブランドのこだわりでもある品質重視の姿勢は変わらないとしている。

 

ソース:news.com.au-Fans outraged over sale of iconic independent Byron Bay brand Stone & Wood to beer giant Lion

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら