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国内初 NT準州でNASAがロケット発射

【NT26日】   26日夜、米航空宇宙局(NASA)が国内で初めてNT準州の遠隔地からロケットを打ち上げる。

NASAの気象観測ロケットは26日午後10時45分頃、NT準州最北部のアーネム宇宙センターから打ち上げられる。目視できるのは打ち上げ後わずか10秒程度で、15分で300キロメートル進む。惑星周回軌道には入らないが、太陽物理学や天体物理学、南半球でしか行えない惑星科学などの重要な情報を収集する。打ち上げにあたって先住民に意見も求められた。

NASAが米国外の商業宇宙港でロケットを打ち上げるのは初めて。オーストラリアでロケットが発射されるのも、1995年のオーストラリア空軍による発射以降26年ぶりだ。

NT準州のファイルズ首席大臣は「NT準州にとって歴史的な出来事だ」「宇宙事業が成長し、雇用を創出し、事業拡大のチャンスも得られる」と述べた。

アーナム宇宙センターを運営するEquatorial Launch Australia(ELA)は、2024年までに年50本のロケット打ち上げを目指す。マイケル・ジョーンズCEOは、「アーネムの地理的位置と赤道まで12度の近さは、宇宙力学と物理学の点で他の打ち上げ場所を上回り、世界中の宇宙機関を引き付ける」とスカイニュースで話した。

ソース: news.com.au – NASA to launch rocket in Australia tonight in ‘landmark’ first

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