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「RATの精度見直しが必要」 国内研究 

【QLD31日】   世界で初めて、国内で新型コロナウイルスの抗原検査(RAT)の精度に対する研究が行われた。低濃度のウィルスを検出できたRAT検査は、10製品中わずか2つだった。

ジェームス・クック大学の研究者らは、RATの品質管理向上に向けて蛍光ヌクレオカプシドタンパク質を調整した。国内で入手可能なRAT50種以上の精度の評価に使えるという。同大学のパトリック・シャファー教授は、「感染防止につながる高精度のRATを指定できるよう、ウィルス検出限度を知るためのベンチマークが必要だ」と話した。

今年からメディケアによる無料のPCR検査を受けるには、かかりつけ医(GP)または上級看護師の紹介状が必要になった。クイーンズランド大学で臨床微生物学者を務めるポール・グリフィン教授は「PCR検査はRATより高精度なだけでなく、その時に流行中のウィルスの配列や変異種がわかる。症状がある人はPCRを受けられるべきだ」と話した。また、「新型コロナウイルスが無くならないのは明らか。向こう数年間RATが必要」と加えた。

ソース: abc.net.au – COVID-19 rapid antigen tests overhaul needed, researcher says

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