一般

「地球温暖化から沸騰化へ」 記録的な高温に警鐘

【キャンベラ29日】   北半球での猛烈な熱波、火災や記録的な高温が確認される中、オーストラリアでは来るべき事態に備えるように警告されている。

 

7月が観測史上最も暑い月となりそうな中で、記録的な気温が24日間も続いているという衝撃的なグラフが示された。国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏は、「地球温暖化の時代が終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と憂慮すべき声明を発表した。

 

このグラフは10万回近く閲覧されており、地球の未来と世界のリーダーたちの気候変動に対する集団行動を懸念する多くの人たちの関心を集めており「食料安全保障が喫緊の政策課題であるべき。バービーやバイデン大統領の息子や演説中にフリーズしたミッチ・マコーネル氏の話題ではない」と今週の米国でのエンタメや政治関連の話題を批判する人もいた。

 

今年の6月はすでに記録的な暑さとなっており「アルバニージー首相は気候変動政策を考え直した方がいい」と懸念を表すオーストラリア人もいた。気候評議会のリサーチ・ディレクターであるサイモン・ブラッドショー博士は「北半球の極端な火災と熱波は、オーストラリアは「絶対に」ここ数ヶ月間の困難な状況に備える必要があるとし「特にエルニーニョ現象が発生する時期には、より暑く、乾燥することが多い」と警鐘している。

 

世界気象機関(WMO)のペッテリ・ターラス事務局長は「7月に何百人もの人々に影響を与えた異常気象は、残念ながら気候変動の厳しい現実を表しており、予兆でもある。温室効果ガス排出削減の必要性は、かつてないほどの緊急性を要しており、気候変動対策は高価なものではなく、必須となっている」と述べた。

 

ソース: news.com.au – ‘Global boiling’: Confronting graph a warning for Australia

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら